職人 Shokunin 职人 쇼쿠닌
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織布 オリーフ Orife 藤岡元 着物 帽子 ハンチング



和柄 ハンチング
京都・祇園にほど近い町家に店舗兼工房を構える。  
藤岡さんは古布を用いて、本当に素敵な帽子を作られていますよね。まずはこの仕事をされるようになった経緯を教えてください。

大学院時代に一年休学し、中米のメキシコに語学留学しました。帰国後、世界にでかけられる仕事をしたいと思い、観賞魚を輸出入する商社に入社しました。

中国の支店で1年駐在後、日本に帰国して錦鯉(にしきごい)を扱う部門に配属され3年ほど海外への輸出業務を行いました。

中国から帰国した頃から、日本文化を学びたいと思い茶道を始め、退職するまでの3年間お稽古をさせていただきました。とは言っても良い先生だったから続いただけで、あまり良い生徒ではなかったと思います(笑)。

退職後は日本庭園にも興味があり、錦鯉も多少は解るということで庭園関係の仕事を考えたりもしていました。

色々迷っていたそのときに、京都の北野天満宮で着物を売っていらっしゃる方と、良いご縁でお知り合いになることができ着物を扱う仕事をさせていただく事になったんです。不安もありましたが海外にも売れるのではないかと思いこの世界に足を踏み入れました。

着物はものすごい種類があって、自分が扱いたいのは何かと考えたとき、行き着いたのが織物の着物でした。その中でも大島紬(おおしまつむぎ)と結城紬(ゆうきつむぎ)に特に惹かれました。

そこで、大島紬の生産地、鹿児島と、結城紬の生産地、茨城にすぐに飛んで独学で勉強、今でも修行中だと思っております。


織物の着物が特に気に入った理由というのはありますか?

人は自分に無いものに惹かれると言いますが、一日に少しずつ織り上げる作業は私には根気が続きそうもなく、ましてや織り上げるだけで1カ月以上もかかるのですからそれらの商品は本当に芸術品だと思います。

そして織の着物はその地方の柄や素材を用いることで独特の風合いを醸し出しており、そういう意味でも大変魅力を感じます。そういった織の技術はすぐに会得できるわけでもなく時間を掛けて習得していく事なのですが、年々織られる方が減少していることからも自分なりに何かを伝えたいという気持ちがあります。

また機会があるごとに海外での織物を見ますが世界的に見てもこれだけ高度な織物は正直少ないと無いと思います。そういう観点からも織物の生地に魅力を感じます。


では着物を販売していきたいと思われたのですね。それがどのように今のように普段に取り入れられる帽子などに変わっていったのですか?

昔の方は体が小さいのでアンティーク着物というのは身長170cmぐらいまでの人しか入りません。その当時の購入価格が100万円クラスの素晴らしい生地の着物でも、183cmの私には袖や裾が極端に短くなるので到底着用できません。無理矢理着ると漫画のバカボンみたいになるんですよ(笑)。

着物の着心地もわからないのに着物を売ることはできないと思いました。それと着物はどんなにお気に入りの着物でも毎日着ることはできません。そこで上質の生地を何かの形でいつも使えるようにと思い帽子の製作を考えました。


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藤岡氏の職場には多くの生地がある。  
藤岡さんが感じる着物の魅力はどんなところですか?

魅力ですか。私自身、生地の魅力にとりつかれていますね。というのも大島紬の模様だけでもゆうに百以上あります。一つ仕上げるのに掛かる時間を考えるとまさに絵画作品ととらえる事もできます。そんな新しい生地との出会いに日々歓喜しています。それでついつい生地の在庫が増えてしまうのですけれども(笑)。

あと、岐阜の飛騨高山に60代の建具職人の知り合いの方がいるのですが、彼はこう言うことをおっしゃっていました。

"現在建具の世界で本当の意味で良いものはできていないかも知れない。昔は大金持ちが最高傑作の物を作って貰う為に金と時間に糸目をつけずに職人を囲っていたと言う。しかし現在はまずお金がいくらかかるかという事から話が始まる世の中だから。"

その話の中で思ったのですが、現在数ある職業の中で純粋に作り手が技術を絶え間なく磨き続けそれに対して正当な報酬を得られる分野というのは考えると本当に数少ないと。

その中でも着物の世界はコストだけを考えて安価で同じものを作るのでなく、作り手が自由な発想で物を作り、購入者が作り手に金銭的にも敬意を払うという文化が少なからず残っています。それは作り上げる技術を理解する感性がまだ日本人には残っているからではないかと思います。そういう観点からも着物に魅力を感じます。


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手洗いしたあと、丁寧にしわを伸ばします。
なるほど。では最後に藤岡さんのこの帽子にかける思いを教えてください。

私は帽子を作り始めてからほぼ毎日このハンチングを被っているのですが、京都を歩いていると、「良いお帽子被ってるね」と全然知らない年配の方から言われることがあります。異なる世代の方より褒められるという事はすごく嬉しく感じます。そんな話を購入されたお客様からも時々聞きますが同じような会話がどんどん広がれば良いなと思います。

また、社会構造が自分の親の世代と異なってきた現在、着物一着20万円という価格は若い方がそう気軽に買えるものではありません。私自身も着物は欲しいのですが、とてもじゃないですが呉服屋さんでは購入できません。そうやって着物が着れないということは、着物の事が分からないことにつながると思うのです。

ですが帽子だったら私でも毎日被れますので、着物への思いを帽子に込めているんです。例えば、冬だったら袷(あわせ)といって裏地が付いたもの、6月だったら単衣(ひとえ)といって裏地なし、夏だったら薄物(うすもの)といって麻などの素材を使い、季節にあったものを作っています。

最後に前述しましたが、若い方に本当に良い着物文化を伝えていきたいという思いがあります。日本人の特性というのでしょうか、海外の物に憧れを抱き国産を軽んじてしまうのかもしれません。しかし日本にも海外に負けない非常に優れた物がある事を解って欲しいと思います。だって世界中見渡しても着物程高級な衣類はありません。イギリスでバーバリーのコートが20万円で高いとは言っても、着物で20万円は初級クラス。宮古上布という反物など300万円というものまであります。

そんな自信の持てる商品を若い方に気軽に普段使いしていただきたいので一つ一つ手作りで本当に手間暇掛けて作っています。できるだけ値段を抑えて販売していきたいと思っていますので、皆さんよろしくお願いいたします。


日経BPにて特集されました。前編 後編
スカイパーフェクTV、KBS京都「京都ちゃちゃちゃ」に出演しました。

織布 オリーフ Orife 藤岡元 着物 帽子 ハンチング ハンチング帽 ハット 織布 オリーフ Orife 藤岡元 着物 帽子 ハンチング ハンチング帽 ハット ミリオン出版発行の京都スタイルに藤岡さんが特集されました。

和柄 ハンチング 織研新聞にハンチングが掲載されました。





織布

大島紬や結城紬などの最高級の着物生地を用いて帽子を製作している。インタビューページへ





織布
クラシック

18,144円


織布
モダン

18,144円


織布
ハット

18,144円