
家紋を選ばれたきっかけはなんですか?
平成16年11月ごろ呉服メーカーで紋図帳を紐解く機会があり、家紋で着物のシリーズの企画をし、17年春企画発表をしました。業界雑誌に掲載されたものの、企画としては面白い物ではあっても 思う成果は出ませんでした。でも魅力あるモチーフには間違いありません。
家紋に感じる魅力や、今回のシリーズについて教えてください。
じっくり見れば見るほど、モチーフが整理されて面白い。シンプルでジオメトリックに見えるものから、友禅の柄に見えるものまで、時を経て整理されたモチーフが紋図帳に詰まっています。
家紋は家系に伝わる大切な印である事、家紋には様々な想いがこめられている事、たとえば桜紋には、散り行く花や日本人の心や、注がれる光ににおう山桜など日本人の情緒や、武士道までを表していて、不思議な感覚をもっています。
ルイ・ヴィトンがバッグに取り入れたように海外にも通用するモダンさも持ち合わせており、捉え方と表現の仕方で何様にも変化する魅力あるモチーフだと思っています。
家紋の中で今回は家紋の中でグラフイックな要素を持つものだけをピックアップしました。
● 色彩の魅力を引き出す。SOME シリーズ
スカーフ) モチーフは家紋で、和モダンを意識した 色柄のスカーフ、重みのあるシルク100%で出来ています。
クッション)モチーフはスカーフと同様。使用に耐えるポリエステルキャンバス地で、
ポリエステル100%。
3種類の柄でコーディネートされた非常におしゃれなクッションカバーです。
●素材の質感が命の ORI シリーズ
同じくモチーフは家紋で、和モダンなシリーズですが、伝統の技術を使用しています。
本体はシルク100%、銀糸を使用し、透け間のある紗織仕立て。
クッション)45×45cm トリミング部分を刀に使う組紐を使用し、うちがわの生地は着物地を使用。日本の素材と技術にこだわりました。撥水加工済み。
今後の展開をお願いします。
京都の産業を生かした「MON」の展開をしたいと思っています。
北欧のものと肩を並べられる意匠と色彩を使った染シリーズの新柄作成や、日本のにおいを重視した織シリーズのアイテムの充実。また他にも強弱の意匠の表現の面白さを生かすそめ刺繍の新シリーズなども展開していきたいと思っています。
輸出の仕事をしていた折、海外のデザイナー達がジャポニズムを自分のスタイルに取り込み、とっても上手く活用していることは、嬉しくもあり残念な部分でも有りました。日本人が作ったもので海外にも通用するブランド化が、遠い夢です。
それらに加え焼き物を追加して、ライフスタイルの提案が出来る「MON」シリーズを作ってゆきたいと思います。
家紋は今色々なところで随分使用されていますが、家紋をモチーフに 職人方の技術がブランドを支えるのだと思います。
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家紋は家系に伝わる大切な印である事、家紋には様々な想いがこめられている事、たとえば桜紋には、散り行く花や日本人の心や、注がれる光ににおう山桜など 日本人の情緒や、武士道までを表していて、不思議な感覚をもっています。
ルイ・ヴィトンがバッグに取り入れたように海外にも通用するモダンさも持ち合わせており、捉え方と表現の仕方で何様にも変化する魅力あるモチーフだと思っています。
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