「自然素材を生かしたものづくりがしたい」「いつも手に触れて、その温もりを感じ取れるものを作りたい」そういう思いで仕事を探していたところ、縁あって今の仕事に出会いました。
竹林に入り、立ち止まって耳を澄ますと風の音が聞こえてきます。また笹の積もった地面を手で触ってみると、なんと柔らかいことか。その中にはさまざまな虫達が生きています。その地面から勢いよく出てきた青々とした竹。中には一日で1メートルも伸びる竹もあります。その生命力と手間暇かけて白くした竹から生まれる工芸品には、素材の美しさがあります。その美しさが現代の中で再発見できた時、幸せを感じます。
伝統的な技術、感覚をベースに竹の特性を生かしながら、現代人に合ったものづくり。また、他の素材との組み合わせによって竹の美しさがますます強調されるものづくりを試みていきたいと思っています。 |