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■ 田畑さんはあかりデザイン工房を立ち上げられて、素敵な和紙照明を作られていますね。何故、この仕事をしようと思われたのでしょうか?
元々染織関連の会社で仕事をしていた関係でその中に内装インテリア関連部門を立ち上げ(勝手に)、染織の技術を使いながら商業スペースの壁面装飾物などを製作することから始まりました。そして、とある観光ホテルオーダーで、エントランス用照明器具の制作したときに、メインの素材に和紙を使用しました。その仕事でどちらかというと和紙部分に関して意見関心を持つようになりました。そこで自分がより面白いとおもうことに取り組んでみようと素材を和紙中心にシフトし、照明器具というカテゴリに絞り込んで思索→試作を繰り返しました。
あるきっかけがあり、東京で開催されていた“ホテル・レストランショー”に出展してみました。完売もし、バック・オーダーも抱えたけれどまだまだ和紙の魅力を多面的に表現できる可能性があるはずとの思いから更にデザイン作業と制作に没頭し2000年独立後、和紙照明器具製作工房あかりデザインを設立しました。
     
■ この仕事の魅力はどういったところですか?
和紙という素材を通して表現できるニュアンスは無限にあるように思えます。照明器具そのものはもちろん、フォルムを作るという点ではそこから発する光にも自ずと思い至ります。手を入れて作り上げるのは器具ですが、結果的には環境をも作り出す行為だと思います。そういう意味で、私は自らがつくる照明器具はどこでどんな暮らしや営みのなかで使われるのかと具体的に想像し、想定しデザインし造るという一連の行為そのものに魅力を感じます。
■ では最後に今後の展望を教えて下さい。
現在は主に飲食を中心とした店舗や住宅での照明器具のオーダー製作などを中心に仕事をしています。その中で様々な技術や素材との複合で作り上げることも珍しくありません。例えば、鉄やガラス、アクリル、漆工芸に竹工芸、染織工芸等々。もちろんそれらには専門の職人さんや技術者がいて、共同作業として協力し合いながら作り上げて行きます。このあたりがとても楽しい。
私は和紙素材そのものの表現の可能性はもちろんですが、異なる技術や様々な素材との組み合わせによる表現の可能性もまた無限にあるように思います。そこは要するに人との交流。面白いものを作りたいと思っておられる方となら是非とも一緒にチャレンジしていきたいですね。
田畑教次:1969年京都市生まれ。学卒後、染織関連会社にて勤務。主にホテルなどの内装インテリアに関する壁面装飾物を制作。2000年独立後、「あかりデザイン工房」設立。
現在は、手漉き和紙職人との共同作業でオーダー照明器具の制作、イベントの空間演出などを手掛ける。社団法人照明学会認定 照明士 Senior
Lighting Consultant。
メディア紹介一覧
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和紙という素材を通して表現できるニュアンスは無限にあるように思えます。照明器具そのものはもちろん、フォルムを作るという点ではそこから発する光にも 自ずと思い至ります。手を入れて作り上げるのは器具ですが、結果的には環境をも作り出す行為だと思います。そういう意味で、私は自らがつくる照明器具はど こでどんな暮らしや営みのなかで使われるのかと具体的に想像し、想定しデザインし造るという一連の行為そのものに魅力を感じます。
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