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小学生の時から、父の勤めている作業場によく遊びに行っていました。30人ほどの職人を束ねる父の姿に憧れていました。そして作文を書く度に、夢は父親と同じ職人になることでした。
しかし、その夢も中学生の頃には薄れ、バイトと各地の放浪の日々が続きました。旅の中で人に出会う度に思うことは、自分の住む地域のこと、自分の足下のことを考えると燕に続く伝統産業、鎚起銅器の魅力を再び感じることになりました。
歴史にはその地域に根付く必然性があります。その歴史の流れに自分を置いてみたいと思いました。
そして、鎚起銅器老舗の玉川堂に入社。修行に励む中、独立のきっかけは2007年中越沖地震でした。
いつ終わりが来るかわからない人生。自分のやりたいことを追求しようと10年目で独立。
一枚の板から人の手で創り上げるという鎚起銅器を追求しています。
魅力は、一枚の平らな板から湯沸やカップなど、様々な形を作り上げられるところ。手作り故に手間はかかりますが、そのかかった分だけ深みを持ってくれていると思います。 また、使い続けていただくことで、お客様なりの色合いに変化してゆくという所です。数年後に出会う器達は、お客様に可愛がって頂きつやつやとした深みを持ってくれています。 |
日常の生活の中で、その空間に溶け込むような器を作り続けることです。これからも変化してゆくであろう、人の生活の中でも活き活きとしていられる器作り。 それは日本に留まらず、海外でもその生活に合った器、その方に合った器があります。そんな歴史の流れに沿った伝統工芸の伝承に携わってゆきたいと思います。 |







