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仏壇を作る松田仏具の松田さんが祭壇を作ろうと思われたきっかけはなんだったのでしょうか?
もともと松田仏具の職人がクリスチャンであったことから、日本、そして世界には、仏教の人が使う仏壇を同じように欲しいと思っている人がいるのではないかと思いました。仏壇の神聖な存在、そして日本が誇る漆という素材をクリスチャンの人にも届けられないかと思い、こちらの祭壇を製作いたしました。
京都の仏壇を作られている松田仏具さんが祭壇を作るのは勇気が要ったのではありませんか?
京都の仏壇というのは日本で最も高いんですけれども、松田仏具の漆はその中でも一番高いんですね。仏壇ひとつ塗るのに数百万円します。仏壇にいたっては数千万円になります。これまでは一部の裕福な方にしかお届けできませんでしたが、松田の技術をより多くの方に知っていただきたいと思いました。
京都は分業制で、仏壇ひとつ仕上げるのにも、木地屋があり我々塗師(ぬし)、そして箔押師、蝋色師、飾り師の5人の職人がいなければ作れません。私たちは塗師(ぬし)でありながら、仏具における「総合プロデューサー」にあたる悉皆(しっかい)を営んでいます。
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職人が食べられなくなれば日本の伝統技術は当然失われますし、もちろん悉皆をする我々も仏壇が作れなくなります。そうして伝統工芸が廃れてしまうのは、あまりにももったいないと思うんですね。それほど技術に誇りを持っています。ですので、祭壇という大胆な商品を送り出すのも当然勇気が要りました。しかし、より多くの方に、京都の伝統工芸技術の素晴らしさを手に取っていただきたいという思いから作らせていただきました。
この祭壇の魅力をお願い致します。
京都でもっとも高い仏壇を作ることができる我々の技術を、国や宗教を超えて感じていただける素晴らしい仕上がりになりました。インテリアとしてもお使いいただけますが、クリスチャンの方にやはりお使いいただきたいですね。お部屋に置ける祭壇で、これほどまでに技術を費やしたものが今まであったでしょうか?私自身は知りません。ぜひ我々の誇りである伝統工芸技術を毎日の祈祷時に感じていただければと思います。
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最後にこれからの展望をお願い致します。
京都の職人が作ったということをどんどんアピールし、お客様との接点のきっかけ作りにしたいと思います。伝統工芸の職人の中には、「職人が売りに行ってどうする、座ってたらええんや」と言われる方もおられますが、今は待っていても伝統工芸を受け入れる土台は縮小する一路です。若い職人があえてこうしたリスクを取り、新しいことにチャレンジすることで、京都の伝統を広く伝えていきたいと思います。
そしていつかお取引先に「お前がやってくれたからうちの事業が続けられたんや」と言われれば嬉しいですね。






